INTERVIEW

ゼロから自分で作る
ものづくりの面白さがある

2016年入社/意匠設計 副技師長H.I

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PROFILE:
大学・大学院では建築設計を専攻。師事していた教授が大学校舎の建て替えプロジェクトの総括に携わっており、建築家としての実務に対する姿勢を間近で見る中で意匠設計の道を歩んでいきたいと思い、大学院を卒業後に学校建築を中心としたアトリエ系事務所に入社。約4年の実務経験を経て、2010年に奥野設計に転職。

入社の経緯

大学院を卒業後に入社したアトリエ系事務所は、ひとつのプロジェクトに対して数年間という長いスパンで携わって進めていきました。ひとつの建築にじっくりと向き合い、作品の質を高めていくという経験ができるため、内容の濃い日々を過ごすことができていましたが、その一方で「様々な用途の建築にも携わり、実務経験の幅を広げたい。」と思うようになってきました
他の建築設計事務所への転職を検討していたときに見つけたのが、奥野設計のホームページ。掲載されていた作品集を見たときに、公共建築も含め、多様な用途を手がけており、各プロジェクトごとに特色があったため、「ここで経験を積めば自分の設計の幅を広げることができそうだ。」と感じました。
さらに、奥野設計の常務の作品が日本建築家協会のホームページで紹介されていて、面談でお会いしたときに建築に対する考え方と手がけた作品が合致していて、実務経験のみならず、技術面、意匠面でも深めていくことができると思い、入社を決めました。

現在の仕事内容

入社から現在まで、意匠設計に携わっています。
奥野設計の得意領域は、特別養護老人ホームや保育園、病院といった医療・福祉系の建築設計です。これらの建物用途は、奥野設計が関わっている全プロジェクトの約6割ほど。ただ、近年はプロポーザルによるプロジェクトも増加傾向で、私自身はプロポーザルで選ばれた小学校や県立図書館などの公共施設の意匠設計にも携わっています。また、商業施設やオフィスビル、工場・物流施設といった民間プロジェクトの依頼もあるため、さまざまな用途・規模の建築設計に関われる環境です。

印象に残っている仕事エピソード

奥野設計に入社して10年経った頃、これまでの集大成として携わったのが神奈川県立図書館のプロジェクトです。ブックディレクター、グラフィックデザイナー、家具デザイナー、図書館司書の方々など、多岐に渡る専門家との協働において、どんどん中身の濃い建築となっていくことに充実感と達成感を感じながらも、自分の考え、思想を伝えることの難しさも痛感しました。この経験を活かして、さらに提案・表現の幅を広げていければと思います。 完成した作品は神奈川建築コンクールの一般建築部門で優秀賞を受賞。さらに、雑誌『新建築』にも作品を掲載していただくことができました。

奥野設計で働く魅力

今後は、「奥野設計の建築士の一人」としてではなく、「Iさんに依頼したい」と指名で設計の相談が来るような設計者になりたい…と考えています。
そのために必要なのは、自分が設計事務所を主宰しているというぐらいの気概でクライアントに向き合い、主体的に提案をするという姿勢。作品性・機能性・コストのバランスを常に考えながら幅広い提案ができるように、プロジェクトに取り組んでいきたいと思います。

公共建築など社会的価値の
高い案件を任せてもらえる

2016年入社/意匠設計 副技師長G.K

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PROFILE:
大学・大学院では設計を専攻。新卒でリフォーム・リノベーションの会社に就職。約7年ほど業務に携わった後、転職活動を経て2016年より奥野設計に入社。

入社の経緯

就職活動をしていた時期は世界的な不況で、建築業界にもその余波があり元々志望していた設計事務所への就職は叶わなかったんです。それでも、とにかく何らかの形で建築業界に関わって資格をとることができたら…と、最初に就職したのがリフォーム・リノベーションの会社でした。
奥野設計を知ったのは、転職活動中に転職エージェントから紹介をされたことがきっかけでした。入社が決まったときは、念願叶って設計事務所への就職だった分、「どんな仕事が経験できるのだろう…」という期待で胸が膨らみました。
入社後は設計事務所としての経験値の少ない私にもどんどん仕事を任せてもらえたことが印象に残っています。短期間で密度の濃い実務経験が積めたことは、建築士として早く一人前になりたいと思っていた自分にとっては良い環境でした。

現在の仕事内容

主に老人ホームや病院といった医療・福祉施設や図書館をはじめとする公共施設の意匠設計に携わっています。
以前勤めていたリノベーション・リフォーム会社で手がけていた案件との大きな違いは、何と言っても完成した建築物を利用する人の多さ。たくさんの人に使っていただけるという意味では、社会価値のある仕事に携わっていると言えるかもしれませんね。
設計に携わって完成した建築物の大きさや設計〜工事までに関わる人の多さも、前職とは大きく異なり、たくさんの人と協力しながら大きなものをゼロから創り上げていくというものづくりの面白さが、現在の仕事の醍醐味です。

印象に残っている仕事エピソード

数年前より、東京都が特別養護老人ホームの建替え用の仮移転施設を整備するという公募型プロポーザルに、提案から主担当として関わらせていただいています。
東京都の案件なので注目度が高く、予算も大規模だったため、もしも選ばれることができたら奥野設計にとっても私自身にとっても大きな実績となるはず。そう思い、コンセプトの策定からコスト・工事計画・取り組み体制に至るまで、緻密な提案書を自ら先導して作成し、提出しました。その結果、私たちの提案が選定されました。
着工が始まったのは2023年からで、まだ工事は進行中ではありますが、完成したらきっと色々な人たちの目に留めてもらえるような建築物になると思います。お披露目できる日が楽しみです。

奥野設計で働く魅力

受注量が安定した企業ですので、短い期間でも様々な案件に関わって経験値を得られる場所です。
待遇面も安定しており、しっかり設計業務に向き合っていける職場環境だと思います。

今後の目標

設計士としてのスキルを高めていくことも重要ではあるのですが、現在私が取り組んでいるのは「今後私たちと一緒により良いものづくりに挑んでいける仲間探し」、つまり採用活動です。
ありがたいことに大変多くのお引き合いを頂いており、意匠設計をはじめとする各職種の人員を更に増強したいと考えております。
得意領域である医療・福祉施設の設計案件はもちろんのこと、今後プロポーザルの提案や民間の案件を拡充していく上でも、自ら主体となって採用を強化し、数年後により強い組織になっていけたらと考えています。

若手でも図面を担当し
幅広い業種にも関わることができる

2020年入社/意匠設計 D.O

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PROFILE:
高校時代にゼネコンの仕事に興味を抱き、建築材料学について学ぶために建築学科のある大学へ進学。座学や実習を通じて建築全般の学びを深める中で設計の面白さに気づき、施工管理ではなく設計士として働くために大学2年生からさまざまなアトリエや設計事務所でアルバイトを経験。2020年、アルバイト先の一社だった奥野設計に入社。

入社の経緯

ゼネコンをはじめとする施工管理の仕事に就きたいという思いから建築学科に入学したのですが、いざ建築について学んでみると、設計に関連する講義や実習の方が自分に合っていることに気づき、アトリエ・設計事務所を中心に就職活動していました。
アルバイト先でもあった奥野設計に入社を決めた理由のひとつは、アトリエと比べて設計士の人数が多いことに魅力を感じたからです。資格や経験のない状態からより早いスピードで成長するには、色々な人からアドバイスを受けられる環境が適していると思いました。
また、「どんな図面もひと通り自分で引くことのできる経験を積みたい」という思いから、幅広い領域かつ数多くの案件に関わるチャンスのある設計事務所に入りたいと思ったのも決め手でした。

現在の仕事内容

現在は主に、直属の上司が意匠設計を担当している建築物の詳細図作成に携わっています。「図面を引く力をつけたい」という私の思いを上司が汲み取ってくれ、どんどん仕事を振ってもらえるため、入社当初と比べると着実に自分がステップアップできていることを実感しています。
上司をはじめ、主任技師クラスの先輩社員はみんな図面を引けるだけでなく、デザイン性から機能性まで細部に目の行き届いた設計ができる方ばかり。それぞれが自分の持っている能力を発揮していて、尊敬できる方の多い職場で日々学ばせてもらっています。

印象に残っている仕事エピソード

羽生市の物流倉庫に図面作成で関わったときが印象深いですね。
物流倉庫は外装がシンプルで、かつ内部はスケルトンの状態で引き渡しを行う建築物ですが、利用する方々が出入りするエントランス部分の内装にこだわってはどうかと考え、お客様に飾り壁の提案をさせていただきました。その結果、提案を受け入れていただくことができ、その後自分が引いた図面を元に工事を経て、無事に完成。初めてエントランスに入ったお客様からは「かっこいいですね!」と喜んでいただくことができました。
「コストを抑えたいから内装は簡素でいい」ではなく、予算内でできることを考えた上でひと工夫加えることで、より満足度の高い建築物を形にできた案件でした。

奥野設計で働く魅力

「継続的に案件が入ってくる」というのは、奥野設計が設計事務所として確かな技術・実績を持っている証拠。また、街を歩いているときに「おっ」と目に留まるような意匠性の高いデザインの案件に関わる機会も多く、入社前に思い描いていた「若手のうちから色々な図面作成を経験したい」という働き方が実現できているので、毎日楽しく仕事と向き合えています。
また、病院などの建築物としての難易度が高い案件を作ることのできる設計事務所は、実はそれほど多くはありません。専門性の高いスキル・経験を積みたいという思いの強い方にとっては、求めている業務内容に関われる機会が多いのではないかと思います。

今後の目標

奥野設計に入社したことで、「ひと通りの図面の引ける力をつけたい」という当初の目標はほぼ達成することができました。
次に目指していきたいのは、建築物のコンセプトや外装など、デザイン面に関わる提案の力をつけることです。ゆくゆくは、先輩のようにコンクールで賞を獲れるような意匠性の高い案件に関わって、奥野設計の代表作品を増やしていくことができたらと思っています。